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山里の春、爛漫

今年は春が来るのが早かったですね。
このところ連日、25℃近い気温を記録し、暑い暑いと言いながらの仕事です。
木曽川対岸の山肌には、針葉樹林の中にヤマザクラがあちこちで咲いています。
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最近、ソメイヨシノとヤマザクラの花の時期がかぶるようになりました。
以前は、ヤマザクラはもっと遅かったはずです。
これも気候変動が原因なのか?
我が家の畑では、シデコブシの花も満開に。
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シイタケやナメコの植菌作業を終えました。
ナメコがヒノキの原木でも発生するという実証例を聞き、今年は広葉樹だけでなくヒノキ(太いのやら細いのやら)にも菌打ちしてみました。
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これで収穫ができるなら、ヒノキの間伐材は手軽に手に入る(山で拾ってくる)ので将来有望です。
さて、今年の秋(もしかしたら来年の秋)にはどうなることやら楽しみです。

昨年秋に続いて、大豆畑がある山田洞地区の耕作をしている人たち8人とともに、畑に接している山裾をきれいに刈りこみました。
中山間地急傾斜農地を守るための国の補助事業の一環です。
繁茂していたシデやナラなどの雑木を切り倒したり、太い蔓を取り除いたりと、80歳を超える方たちも参加しての作業でした。
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だいぶすっきりして田畑の日当たりも少し良くなり、イノシシの侵入防止にも役立つはずです。
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豆畑は、昨秋の収穫以来まだそのまま。

さて、春の楽しみの山菜も顔をのぞかせ始めました。
ワラビも今年は早い。
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これから5月の大型連休頃まで、町からたくさんの人たちが山菜採りにやってきます。
ただ、山村の暮らしに想像力を働かせて、無法なことはしてほしくないものです。
山にも持ち主がおり、草刈りなどの手入れに精を出したうえでワラビなどを出荷して生活の糧にしている農家もあります。
そんな農家が、看板をつけたりしても勝手に採られてしまうと嘆いています。
タラの芽なども、めちゃくちゃなとり方をされて枯れてしまうこともたびたびです。
去年、我が家でも田植えをしている最中に、見知らぬ人たちがいきなり無言で畔に入ってきて、実験的に育てているワラビ(春に農園を訪ねてくれる方々に食べてもらう)に手を出すということがありました。
なぜ一言「こんにちは」とか「これ取ってもいいですか」とか言ってもらえないのかと残念に思います。
簡単なコミュニケーションをとることさえ厭わしいのでしょうか。
田舎に暮らす人たちも、少しでも気持のやり取りがあれば、むげにダメと決めつけるわけではありません。
by daizu19 | 2009-04-12 19:08 | 宮澤
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